9月14日~16日の3日間、ゼミ旅行に行ってきました!
【1日目】

朝3時半に集合して、一路、門司港へ!
10時に高尾さん率いる九大チームと合流して、いろいろ散策です。

このショットの説明もわすれずに。

つづいて、小倉の紫川へ。
あの悪い事例で有名な「太陽の橋」!こんなところにあったとは。
小倉でお昼ご飯。人数が多いのと時間がないのとで、散って小グループで食べることに。私は高尾さんと豚骨ラーメン。あたりのお店!その後、お茶屋さんに移動してグリーンティー。30分もとれなかった昼食時間だけど、大成功。

遠賀川に移動。ここで樋口先生登場!じっくり1時間以上説明してもらいました。
まちとの関係の話から、全体プランの話、素材の仕上げにいたるまで、設計者の生の話が聞けました。それと、水の力の話や、河川整備の法規制の話など、説明が多岐にわたり、学生には「デザイン」の深さが伝わったのではないかと思います。

ここで、昨年ひとりで訪れたときにとったお気に入りの写真を。早朝、散歩する親子です。場所的には、整備したうちのかなり端の方ですが、散歩する人がいる風景(もちろん、散歩を誘発する空間があってこそ。)、散歩の似合う風景っていうのがいいなと思います。
写真が小さくてわかりにくいのですが、お父さんが子供の靴をもっていて、子供は裸足です。裸足で散歩できる場所を提供できるってデザインの力だなぁと思います。

その後、時間押し気味で南河内ダムへ。ダムの堤体を見たあと、レンティキュラートラスの南河内橋を見に。
2009年の景観デザイン研究発表会のCDジャケットに使われたのをきっかけに知って、それ以降、ずっと見たかった橋。念願かないました。写真の色がすごいのは、夕日のせいだと思います。目で見る以上に鮮やかに写ってる・・・
その後、福岡に移動して、交通チームと合流後、九大+徳大で交流会を行いました。想像していた以上に盛り上がって、もつ鍋もおいしくて、とても満足。
丸一日コーディネートしてくれた高尾さん、遠賀川の説明、南河内ダム、南河内橋の説明をしてくださった樋口先生、ありがとうございました!
【2日目】
唐戸市場で朝ご飯が食べたい!という(私の)要望で、予定を早め、7時出発。
無事においしく朝ご飯を食べたあとは、島根へ!
途中の国道9号線沿いの、阿武川の小さな沖積平野が、とてつもなく美しかった。穏やかな山々に挟まれた平野に、きれいに手入れされた田んぼがひろがり、田んぼと山がぶつかるあたりに、この地方独特の赤瓦屋根の民家が点々と並んでいる。なんでもない風景のようだけど、いままで見てきた中で一番美しい風景だとおもった。
・・・と思いながら、私の原風景が中国地方の風景だからなのかと思ってみたり。
とにかく、私のツボな風景でした。

そんなことを考えながら津和野着。デザイン賞のときのプレゼンを思い出しながら説明。

河川整備についても、もちろん説明。まえに授業にきていただいた時に聞いた話を思い出しながら説明。

お昼に、柿木村に到着。数十年前から、村をあげて有機農業に取り組んでいるところです。
まずは
オーガニックカフェAjaでランチを。ゴールデンウィークにここにきていろいろ話を聞かせてもらったのが、今回のゼミ旅行につながりました。
ご飯のあとは、NPOエコビレッジ柿木村の方に、人を呼び込む方法など、いろいろな取り組みについて話を伺いました。印象深かったのは、野菜やお米を作るのにかかる労力や、田んぼの草を管理しながら一人で有機米を作れる量の限界などの話でした。消費者一人一人がそれらに価値を認めていかなければ、中山間地の農業は守れない、という趣旨だと理解しました。
また、有機農業をするためには落ち葉などからつくる肥料が必要なので、山には落葉樹が要るのだという話にも、目をひらかれた思いでした。健全な農地は、その周囲からもエネルギーをもらっていて、そのつながりが農村の風景を構成するのだなぁと。

ヒアリングのあとは、柿木村の棚田見学。3年生の女子学生に、できるだけよい視点場を探して歩き回るなど、景観女子の心得を伝授しました。

そして、波乱の幕開け、岩国着。岩国寿司を売りにする宿を選んだにも関わらず、人を小馬鹿にしたような冷凍食品のみの食事。。。いつもコンビニご飯やカップラーメンを食べている学生さえ、テンションがた下がりです。
お昼の健康的なご飯や、ヒアリングで聞いた話が、頭の中でフィードバックされます。「貧しいご飯」というのは、こういうことを言うんだなぁと。
観光地の宿なわけで、地のものを出して雰囲気を味わってもらおうとか、自分たちの土地の良さを少しでも理解してもらおうとか、そういう思いが少しくらいあっても良いのでは・・・。学生向けだから安く抑えたいと言っても、そもそもの方向性が間違ってると思う。
で、ふと思ったのは、その宿は建物自体もかなり古い歴史のある建物なのだけど、女子部屋にあてがわれたのは、隣接する鉄筋コンクリートの建物だったこと。しかもその理由が、キャンセルが出たのでお風呂の広い部屋にしました、とのこと。経営者には、歴史的建物の価値なんて全然見えてないということだと思う。食事の件にしろ、部屋の件にしろ、総じて文化度の低い経営者なのだと思いました。文化とはどういうことか、ということを考えるきっかけにはなりました。
【3日目】

翌日は、広島の太田川基町護岸の見学(写真なし)から開始。10年ほど前に、中村良夫先生、北村真一先生、小野寺康さんという、豪華メンバーの説明付きの現地見学会があったのですが、そのときの話を思い出しながら説明しました。
そのあと、橋をいくつも渡って、御手洗の町並み見学。着く頃には雨が降って来てしまいましたが、なんとか見学しました。
それから、少し戻って、北上して山陽自動車道に乗り、鞆の浦を目指します。途中、山腹に見える高架を見て、「あれが高速道路かな」というと学生が「もしくは、新幹線ですね」と。
即座に「新幹線はもっと橋脚が多いから違うよ。」と答えましたが、そんな答えをする私に自分でちょっとげんなり。なんとなく。
鞆の浦に着く頃には大雨で、何度も来たことのある私は、写真ゼロ。交通チームと合流して、あそこに道路を造る予定だとか、ここの部分が狭いので問題になっているとか、簡単な説明をして、終了。
福山(私の地元)に来たらぜひ寄ってほしい
阿藻珍で夕食。ちいいかの天ぷらははずせません。数人の運転手を確保して、ほどよく飲み会を行い、楽しく食事しました。
帰り道、雨がひどくなって、高速道路が止まり、途中から一般道をひたすら走って帰ったのも旅の思い出。途中、膝くらいまで冠水しているところもあって、学生が「はじめて生で見た!」と言っていました。土木の学生としては、これもまた経験のひとつですね。
(真田)